オオシマツツジ・花
ツツジ科の半落葉低木で、ヤマツツジの伊豆諸島での変種です。鮮やかな花色は遠くからもよく目立ちます。
ヒメカジイチゴ・花
バラ科の落葉低木。カジイチゴより小ぶりで花も小さめ。
ニセアカシア・花
マメ科の落葉高木で「ハリエンジュ」ともいいます。明治初めに渡来した北米原産の帰化植物で、花はとても良い香りです。新島村博物館周辺に多く自生しており、この時期博物館では「アカシアの花茶会」が開かれます。
ハチジョウグワ・雄花
クワ科の落葉高木。ヤマグワの伊豆諸島での変種で、雌雄異株または雌雄同株です。30年程前までは島でも養蚕が行われており、クワの葉を刈り取る光景がよく見られました。
ムベ・花
アケビ科の常緑つる植物。島では「ウビ」と呼びます。秋に実る実はアケビに似ていますが、熟しても皮は裂けません。
ウラシマソウ・花
サトイモ科の多年草。花から伸びる付属体を釣竿に見立ててこの名前がついたのですが、島ではヘビが鎌首を擡げた姿に見立てて「ヘビンチョ」「ヘビンチョウ」と呼びます。
トベラ・花(雌木)
トベラ科の常緑低木。雌雄異株。島では「トビラ」と呼びます。雌木の花は雄木の花に比べて一房の花の数が少なめで、めしべの元がふくらんでいます。
2005年04月22日
トベラ・花(雄木)
トベラ科の常緑低木。雌雄異株。島では「トビラ」と呼びます。この時期島の至る所で見かける白い花はとても良い香りです。葉に独特の臭いがあり、毎年1月24・25日の「海難法師(カンナンボーシ)」の日には、家の入り口に枝を挿して魔除けにします。