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夏・なつ(6・7・8月)

2005年07月26日

サクユリ・花

ユリ科の多年草。島に渡った源為朝にちなんで「タメトモユリ」とも呼ばれます。花の直径が30センチ近くにもなる世界最大のユリで、伊豆諸島だけに自生しています。むせかえるほどの強い香りを放ち、カサブランカをはじめオリエンタルハイブリッド系の多くのユリのもとになった種です。

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オトギリソウ・花

オトギリソウ科の多年草。漢字では「弟切草」と書き、兄が傷を治す秘薬としてこの草を使っていたのを弟が他人に漏らしてしまい、怒った兄が弟を切り殺してしまった、という伝説からこの名がつきました。
どれも草丈20センチほどだったので、ハチジョウオトギリかもしれません。

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ツチアケビ・実

ラン科の腐生植物で、菌類から栄養を取って育ちます。高さ50~60センチほどになり、葉も無く葉緑素も持たない不思議な植物です。

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モウセンゴケ

モウセンゴケ科。ねばねばした葉で虫を捕らえる食虫植物です。咲いている花を撮影できませんでした。残念。宮塚山の上のほうに自生しています。

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オオバエゴノキ・実

エゴノキ科の落葉高木。エゴノキより葉も花も大きく、宮塚山に多く自生しています。果皮にはエゴサポニンという成分が含まれており、有毒でえぐ味が強いので「エゴノキ」の名前がつきました。

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アオスジアゲハ

アゲハチョウ科。水溜りや海岸で水を吸っている姿をよく見かけます。幼虫はタブノキやヤブニッケイで育ちます。

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ヤマトアオドウガネ

コガネムシ科。夜、網戸にくっついている姿をよく見かけます。島ではコガネムシのなかまを「チュウッチュ」と呼び、夜に明りを求めて飛んでくることから、夜遊びばかりしている人のことも「チュウッチュ」と呼びます。

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ヒグラシ

セミ科。山の上部に生息し、村の中で声を聞くことはほとんどありません。島では「カナカナ」とも呼びます。

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