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冬・ふゆ(12・1・2月)

2006年02月18日

太陽柱

サンピラー(Sunpillar)とも呼ばれます。日の出や日没時に大気中に六角形の板状の氷の結晶があって風が弱い場合、水平に浮かんだ氷の結晶に太陽の光が反射され 、柱のような光の帯が現れる現象です。

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2005年02月22日

クロガネモチ・実

モチノキ科の常緑高木。雌雄異株で、雌木にはこの時期赤い実がたくさん実ります。

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タカサゴキジノオ

キジノオシダ科。
(松本さんのご指摘により名前を訂正しました。)

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2005年02月13日

マツカサウオ

間々下海岸にて。オブジェのようなマツカサウオの死骸。

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浮島現象

冬場気温が低く海水温が高いと、伊豆半島の先端が海から浮き上がって見えることがあります。蜃気楼の一種、浮島現象です。

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アラレタマキビ

タマキビ科。飛沫がかかる程度の岩の隙間にもぐり込んでいる、1センチ足らずの小さな貝。貝なのに水の中が嫌いで、水中に落とすとあわてて這い上がってきます。

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カモガイ

ユキノカサガイ科。波打ち際から少し上の、飛沫がかかる程度の岩場によくついています。新島ではこの形をしたカサガイの仲間を「イシムン」とか「イシモン」と呼び、食用にします。

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ハバノリ

カヤモノリ科。西風が吹く寒い時期、岩場の波打ち際に生えます。島では「ハンバ」と言い、煮物・炒め物・鍋物等いろいろ調理して食べます。

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2005年02月09日

モモタマナ

B堤脇の通称「タマちゃん下」にて。直径4センチくらい。

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ヒメグルミ

B堤脇の通称「タマちゃん下」にて。オニグルミより小さく、ハート型です。

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ハスノミカズラ

B堤脇の通称「タマちゃん下」にて。直径2センチくらい。
シロツブかハスノミカズラか迷いましたが、楕円形なのでハスノミカズラとしました。しかし、調べてみたところどちらの実の写真を見ても中央のへこみ(両側にあります)がありません。未熟な種子だったのでしょうか。

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ヤブツバキ・花

ツバキ科。島の冬の花といえばこれ。この時期島の至る所で咲いています。甘い香りの蜜はメジロの好物で、よく花粉で顔を黄色くした姿を見かけます。
秋に実る実からツバキ油を絞り、昔は島の主要な産物でした。

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2005年01月27日

オニグルミ

三郎浜(サブローバーマ)にて。クルミはよく海岸に流れ着いており、新しいものは割って食べることができます。

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バナナ

三郎浜(サブローバーマ)にて。この日はなぜかバナナがたくさん漂着していました。

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ワニグチモダマ

三郎浜(サブローバーマ)にて。直径2.5センチくらい。

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ハチジョウイボタ・実

モクセイ科の常緑低木。伊豆諸島の固有種で、島では「テッポウダマ」「テッポウノキ」と呼び、昔は子供が竹鉄砲で遊ぶときの玉によく使いました。

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スズメ

スズメ目ハタオリドリ科。お馴染みの鳥ですが、島にもたくさんいます。

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ツグミ

スズメ目ツグミ科。シベリア方面から冬鳥として渡って来ます。

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ヒトツバ

ウラボシ科。葉が一枚ずつ生えているように見えるので「一つ葉」の名前が付きました。
普通の葉(栄養葉)と胞子を付ける葉(胞子葉)の2種類の葉を付けます。

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サカキカズラ・種子

キョウチクトウ科のつる性常緑低木。種子は5センチほどの絹糸のように光沢のある綿毛を持ち、風に乗って飛びます。島ではこの綿毛の付いた種子を「パンヤ」と呼びます。

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アオノクマタケラン・実

ショウガ科の常緑多年草。草丈は1メートルほどで、この時期赤い実を付けます。
島では「シュクシャ」と呼び、青峰山周辺では一面に群生しています。

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マンリョウ・実

ヤブコウジ科の常緑低木。樹高30~60センチくらいで、この時期赤い実を付け、おめでたい植物として正月の生け花などに使われます。

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ヤブコウジ・実

ヤブコウジ科の常緑低木。樹高は10センチから20センチくらいで、この時期は赤い実を付けています。
落語「寿限無」の「やぶらこうじのぶらこうじ…」はこの木のことで、おめでたい植物とされています。

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西ん風

西高東低の冬型の気圧配置になると、島では季節風の強い西風が吹き荒れます。強い時は台風並みの風速20メートル以上、波の高さも5~6メートルになり、海は大荒れで船も欠航が続きます。
島ではこの風を「ニシ」または「ニシンカゼ」と呼び、これ無くして島の冬は語れません。「八十八夜の別れ西」と言われるように、暖かくなると少なくなるものの、八十八夜の頃まで吹きます。

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2005年01月16日

不明

海岸のハマゴウの藪の中で発見。直径8ミリくらい。

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ハシブトガラス

スズメ目カラス科。食べられる物なら何でも持っていく油断のならないヤツ。特に冬場は村内に集団で出没し、海岸でトビやウミネコと獲物を奪い合っている姿もよく見かけます。
江戸時代、「生類憐みの令」の将軍徳川綱吉もカラスはあまり好きではなかったらしく、無礼を働いたカラスを当時流刑の地であった新島に島流しにし、多いときには一度に950羽を運んだとの記録もあるそうです。だから新島にはカラスが多いとか。しかしさすが綱吉、流罪といえども島まで運ぶ道中にはちゃんと「鳥医」も付き添わせたそうな。当時の新島で地役人を務めていた前田家には、今でもカラスを受け取ったという証文が保管されているそうです。

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ショウロ

ショウロ科。漢字では「松露」と書き、海岸近くのクロマツ林の砂の中に生えます。昔はよく食用にしたそうですが、私は見たのは初めて。知り合いの人に「見たことない」と言ったら庭に生えていたのを持って来てくれました。

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イセエビ

イセエビ科。岩場に生息しており、島の重要な海産資源です。

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キンメダイ

キンメダイ科。水深200~800mの深い海に生息しています。この写真では判りにくいですが、瞳が綺麗な金色をしているのでこの名がつきました。お刺身や煮魚にすると美味しい魚です。

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2004年12月14日

サルナシ・実

サルナシ科のつる性落葉低木。「新島にはシマサルナシが自生している」と聞いたことがあり、コッカと呼ばれるそうですが、実際実のなっている所を見たのは初めて。しかしこの実はどうみてもシマサルナシではなくサルナシのようなので、人家に近い所に生えていたこともありもしかしたら植えられたものかもしれません。

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トベラ・実

トベラ科の常緑低木。葉に独特の臭いがあり、毎年1月24・25日の「海難法師(カンナンボーシ)」の日には、家の入り口に枝を挿して魔除けにします。

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ツルソバ・花と実

タデ科のつる性多年草。

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2004年12月12日

サルトリイバラ・実

ユリ科のつる性落葉低木。別名サンキライ(山帰来)。島では実をフクタンビ、葉をダンゴッパと言って、柏餅のようにお団子を包むのに使います。

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ヤマハゼ・実

ウルシ科の落葉小高木。島ではウルシと呼び、触るとかぶれるので注意が必要。

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イヌビワ・花

クワ科の落葉低木。島ではカアグルミと呼びます。実のように見えるのは「花のう」で、この中に花が入っています。雌雄異株で、雌木の花のうは実となり、熟すと食べられます。

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オオバヤシャブシ・実

カバノキ科の落葉低木。島ではハンノキと呼びます。

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テイカカズラ・実

キョウチクトウ科の常緑蔓性低木。藤原定家にちなんでこの名が付きました。このさやの中にはふわふわの白い毛の付いた実が入っており、風に乗って飛びます。

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ヘクソカズラ・実

アカネ科のつる性多年草。島ではテングバナと呼び、子供が花を顔に付けて遊びます。ヘクソは「屁糞」で、葉や実をもむととても臭いのでこの名がつきました。

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ガクアジサイ・実

ユキノシタ科の落葉低木。島ではコゲイノキと呼びます。初夏に咲く花はとても綺麗です。

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オオムラサキシキブ・実

クマツヅラ科の落葉低木。島ではコミゴミと呼びます。ムラサキシキブの変種で海岸近くに生え、ムラサキシキブより実も葉も立派です。

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