2005年05月30日
ハマボッス・花
サクラソウ科の2年草。海岸に生え、草姿が仏具の「払子」に似ていることからこの名がつきました。
タイトゴメ・花
ベンケイソウ科の多年草。多肉質の葉を持ち、海岸沿いの岩場に群生しています。
オオバエゴノキ・花
エゴノキ科の落葉高木。エゴノキより葉も花も大きく、宮塚山に多く自生しています。果皮にはエゴサポニンという成分が含まれており、有毒でえぐ味が強いので「エゴノキ」の名前がつきました。
チガヤ・花
イネ科の多年草。道端や開けた場所で一面に銀色の穂をつけます。
カクレミノ・新芽
ウコギ科の常緑高木。島では「シロミノキ」と呼びます。新芽の下では古い葉が黄葉しています。
アオカモジグサ・花
イネ科の多年草。カモジグサより穂が青っぽい。
ウツギ・花
ユキノシタ科 の落葉低木。「卯の花」とも呼ばれます。
2005年05月29日
カサゴ
フサカサゴ科。岩場に生息し、唐揚げやお味噌汁にしても美味しい魚。
カジイチゴ・実
バラ科の落葉低木。島の至る所に生え、実は甘くて美味しい。
ハナビラダカラ
タカラガイ科。島ではタカラガイの仲間を「ネコンボ」と呼びます。
モリアオガエル・卵塊
アオガエル科。5年程前に確認された移入種です。樹上で生活するので姿を見ることは滅多にありません。60年程前まで島には両生類は生息していませんでしたが、50年程前にツチガエルが持ち込まれ、1990年代後半にはアズマヒキガエルも見られるようになりました。現在確認されている両生類はこの3種だけです。
フウトウカズラ・花
コショウ科の常緑つる植物。森の中で地面を這ったり木に絡んだりしています。
ハマエンドウ・花
マメ科の多年草。海岸に群生し、紫色の花はよく目立ちます。
2005年05月06日
スダジイ・花
ブナ科の常緑高木。ふわふわとした感じの花が雄花で、枝先の粒状の花が雌花です。この時期一斉に開花し、島中がこの花の匂いに包まれます。あまり良い匂いではないのですが、島の夏はこの匂いで始まります。
オオシマツツジ・花
ツツジ科の半落葉低木で、ヤマツツジの伊豆諸島での変種です。鮮やかな花色は遠くからもよく目立ちます。
ヒメカジイチゴ・花
バラ科の落葉低木。カジイチゴより小ぶりで花も小さめ。
ニセアカシア・花
マメ科の落葉高木で「ハリエンジュ」ともいいます。明治初めに渡来した北米原産の帰化植物で、花はとても良い香りです。新島村博物館周辺に多く自生しており、この時期博物館では「アカシアの花茶会」が開かれます。
ケンサキイカ
ヤリイカ科。島では「アカイカ」と呼ばれ、春先から夏にかけて水揚げされる島の主要水産物です。釣りたては透明ですが時間が経つと赤っぽくなります。大きいものは1キログラム以上になり、甘くて美味。
ハチジョウグワ・雄花
クワ科の落葉高木。ヤマグワの伊豆諸島での変種で、雌雄異株または雌雄同株です。30年程前までは島でも養蚕が行われており、クワの葉を刈り取る光景がよく見られました。
ムベ・花
アケビ科の常緑つる植物。島では「ウビ」と呼びます。秋に実る実はアケビに似ていますが、熟しても皮は裂けません。
ウラシマソウ・花
サトイモ科の多年草。花から伸びる付属体を釣竿に見立ててこの名前がついたのですが、島ではヘビが鎌首を擡げた姿に見立てて「ヘビンチョ」「ヘビンチョウ」と呼びます。
トベラ・花(雌木)
トベラ科の常緑低木。雌雄異株。島では「トビラ」と呼びます。雌木の花は雄木の花に比べて一房の花の数が少なめで、めしべの元がふくらんでいます。
2005年04月22日
トベラ・花(雄木)
トベラ科の常緑低木。雌雄異株。島では「トビラ」と呼びます。この時期島の至る所で見かける白い花はとても良い香りです。葉に独特の臭いがあり、毎年1月24・25日の「海難法師(カンナンボーシ)」の日には、家の入り口に枝を挿して魔除けにします。
ウグイス
スズメ目ウグイス科。島では2月終わりくらいから夏頃までお馴染みの「ホーホケキョ」というさえずりを聴くことができます。
2005年04月18日
ニオイエビネ・花
ラン科の常緑多年草。コオズエビネよりやや大柄でとても良い香りを放ち、花色は紫系が多い。20年程前のエビネブームで乱獲され、自生しているものはなかなか見つかりませんが、村営のエビネ公園で群生を見ることができます。
コオズエビネ・花
ラン科の常緑多年草で、エビネとニオイエビネの自然交雑種。花色の変化が大きく、白から濃い紫、茶系や緑系などさまざま。とても良い香りがします。20年程前のエビネブームで乱獲され、自生しているものはなかなか見つかりませんが、村営のエビネ公園で群生を見ることができます。
クワゴマダラヒトリ・幼虫
ヒトリガ科。新島では「ヤマンバ」と言い、春の山菜シーズンに一番嫌がられる毛虫。至る所で見られ、大きいものは体長5センチくらいになります。
ウラジロ・新芽
ウラジロ科。お正月の飾りに使われる大型のシダ。Y字型の新芽が面白い。
ワラビ・新芽
ワラビ科。お馴染みの山菜。冬場は葉が枯れ、春に新芽が芽吹きます。
タブノキ・花
クスノキ科の常緑高木。島では「タミンキ」「タメノキ」と呼びます。
2005年04月11日
オオシマザクラ・花
バラ科の落葉高木。島の春を彩る代表的な花です。ソメイヨシノをはじめ多くの桜の品種のもとになった種ですが、花の色はソメイヨシノとは違い純白で、緑色の葉が花と一緒に芽吹きます。桜餅に使われる香り高い桜の葉はこの種から作られ、花もとても良い香りがします。
シロダモ・新芽
クスノキ科の常緑高木。雌雄異株で、新芽はビロードのような毛が生えていて面白い。
アツバスミレ・花
スミレ科の多年草。島では至る所で見かけます。このスミレの花が白いものは「ニイジマスミレ」と呼ばれ、大正11年に発見され命名されて以降見つからなかったのですが、平成13年に再度見つかり話題になりました。
ミツバアケビ・花
アケビ科つる性落葉低木。島ではこの実を「カアツ」と言い、昔は子供たちの貴重なおやつでした。
マルバグミ・実
グミ科の常緑蔓性低木。2センチくらいの実を付けます。熟していない実はえぐみが強いのですが、よく熟したものは甘くて美味しく、カラスも好んで食べます。
モミジイチゴ・花
バラ科の落葉低木。カジイチゴより華奢な感じで、花が下向きに付きます。普通花びらは5枚ですが、写真の株は二重に10枚の花びらが付いていて可憐な雰囲気です。実はカジイチゴ同様美味。
ハチジョウキブシ・花
キブシ科の落葉低木。伊豆・小笠原諸島から四国・九州・奄美大島まで分布しており、キブシより花も葉も大柄です。
2005年04月05日
シロカモメ・第2回冬羽
チドリ目カモメ科。ウミネコの群れの中にたまに混ざっています。ウミネコよりひと回り大きく、重そう。
オオセグロカモメ・第1回冬羽
チドリ目カモメ科。冬から春にかけてウミネコの群れの中に混ざっています。生まれた年の冬から春にかけてはこのような羽色です。
ウミネコ
チドリ目カモメ科。一番多く見られるカモメ。冬から春に多く、初夏になると海岸の岩場で繁殖します。
2005年03月28日
クロヘリアメフラシ
アメフラシ科。アメフラシの中では小さく、2~3センチ程です。
オオヘビガイ
ムカデガイ科。潮間帯でとぐろを巻くように岩に付いています。
ヨロイイソギンチャク
刺胞動物・ウメボシイソギンチャク科 。潮だまりなどでよく見かけます。
2005年03月27日
フクロフノリ
フノリ科。潮間帯上部に群生し、おみそ汁の具などに使われます。
2005年03月25日
シチトウスミレ・花
スミレ科の多年草。タチツボスミレの伊豆諸島での変種です。
カタクチイワシ
カタクチイワシ科。島ではサバの子供や他のイワシとともに「ダッコ」と呼ばれます。春、大きな魚やイカに追われて砂浜に生きたまま打ち上げられることがあり、「ダッコ拾い」は島暮らしの春の楽しみのひとつです。
カジイチゴ・花
バラ科の落葉低木。島の至る所に生え、島の春はこの白い花で始まります。黄色い実は甘くて美味。
オオシマカンスゲ・花
カヤツリグサ科の常緑多年草。伊豆諸島の固有種で、昔は家畜の飼料にしたり、乾燥してむしろやわらじを編んだそうです。斑入りのものは「ベアーグラス」という名で園芸用として流通しています。
2005年03月19日
フウトウカズラ・実
コショウ科の常緑つる植物。森の中で地面を這ったり木に絡んだりしています。実は辛味は無いがコショウの香りがするので、乾燥させてコショウのように使うこともできるそうです。
アズマヒキガエル・卵
ヒキガエル科。1990年代後半に見かけるようになった移入種です。60年程前まで島には両生類は生息していませんでしたが、50年程前にツチガエルが持ち込まれ、最近ではモリアオガエルも繁殖しています。現在確認されている両生類はこの3種だけですが、アズマヒキガエルは一番数が多く、至る所に出没します。
アスカイノデ
オシダ科。林の中に生え、50~100センチもある葉をつける大きなシダ。この時期一斉に新芽が芽吹きます。
2005年03月11日
イソヒヨドリ・メス
スズメ目ツグミ科。島では「イソマカセ」と呼び、海岸から集落まで至る所で見かけます。家の戸袋などに巣を作ることも。メスは地味な色をしていますが、オスは青くて綺麗。
イソヒヨドリ・オス
スズメ目ツグミ科。島では「イソマカセ」と呼び、海岸から集落まで至る所で見かけます。高い所にとまって美しい声でさえずり、オスは青くて綺麗ですが、メスは地味な色をしています。
ヒヨドリ
スズメ目ヒヨドリ科。冬場見かけることが多く、声が印象的。都会でもお馴染みの鳥です。